美しいと思うものを、美しいと感じ、表現することの何が悪いのか

▲<ヲタク>専門学校で、自分が受けている授業の講師にモーヲタを発見しました(笑)。いや〜、一瞬焦りましたよ。国際関係の核軍縮問題に関するところでSALTⅠという条約があるんですが、ここで

「そういえば、少し前にSALT5ってありましたよね。」
フオォ〜ッ!! この授業でSALTⅠという単語が出てきたときに、ホント無意識にSALT5の「GET UP!ラッパー」がエンドレスに頭の中を流れてたんですよ(←あなたも重症)。で上の発言が飛び出したので、心の中を見透かされたのかと思ってかなりドキッとしました(汗)。まだ続きます。EU加盟国15カ国を覚えるに際して、加盟していった順に地図とリンクさせて覚えると良いとの発言で、
モーニング娘。でオリジナルメンバーとか4期メン、5期メン(←この「メン」と略しているところに注目!)とか言うでしょ。それと同じように分けて覚えるといいんです。まぁ、モーニング娘。で誰が何期とか皆さん知らないと思いますが。」
フオォ〜ッ!!(笑)。さらに、
EUに第3期に加盟したのはギリシャだけです。モーニング娘。で3期に入ったのは確か後藤真希だったかな。3期に1人(1国)というのはモーニング娘。EUも同じですね。」
……やられた。完全にしてやられました。まず間違いなくモーヲタだと思われますが、ここまでオープンに、しかも仕事中にカミングアウトするなんて、かなりの剛の者ですな(汗)。明るく話せることはいいことだと思うんですよ。ウジウジしているよりはよっぽどいい。でも、それでも拒絶反応を示す人はいるわけで。案の定休憩時間に後ろに座っていた女性2名が「なんか4期メン・5期メンって言ってたでしょ?もしかして、オタク?(ゲラ」と嘲笑の声が。すかさず振り向き「バカヤロウ!ヲタが文化を支えてきたんじゃねぇか。モーヲタを馬鹿にするなっ!!」と言える筈もなく(笑)、「先生、まだまだ市民権は得られそうにないですから、あまりご無理をなさらずに」と心の中でつぶやくのが精一杯でした。

▲<ヲタク>この、ヲタクに対して市民権が剥奪される傾向にある現状というのは、やはり当人たちの他者に示す行動が大きいと思うんですね。他の例でいうと、自分はタバコを吸わないので、喫煙者に対するイメージが物凄く悪いです。というのも、信号待ちでタバコを吸って足元に捨てる・人ごみの中で歩きながらタバコを吸う・全面禁煙の場所で当たり前のように吸う、といったマナーの欠片もない状況を毎日といっていいほど見続けているからです。「悪事千里を走る」ではないですが、喫煙者のマナーのいいところは目に付かなくても、悪いところはしっかり目に付いてしまうんですね。それは大げさに言えば、9:1の比率で行われていたとしても禁煙者には1:9に映っているでしょう。それほど嫌なところは目に付きますし、実害を蒙っているだけにイメージも益々悪いです。
 自分はマナーの悪い喫煙者は本気で死んでくれと思ってますが、とするとモーヲタに関しても多分そうなんでしょう。何か他人の目を気にせず、突拍子もないことをしでかした事(者)だけが記憶に残り、それがヲタ全てに当てはめられている……。「モーニング娘。のファンであるということ(存在)」を認められていない。「オタクってキショイよね」と。
 結局はひとり一人が「このままじゃダメだ。もっとイメージを良くしていこう」と思わない限り、改善していかないことかもしれません。しかも残念なことに、これは須く全員がそう思わないとダメなんです。バケツ一杯の泥水に一滴のワインを入れても泥水ですが、バケツ一杯のワインに一滴の泥水を入れると泥水なんですよ。
 やはり究極的に不可能なのでしょうか。人は常に誰かを見下していなければ生きて行けないのか…。オタクと一般人は「理解しあうことができない」わけではないんでしょうけど、「理解しあう」ことが出来ないんでしょうね。棲み分ける、という消極的に前を向く方法もありますけどね。人知れず、ひっそりと。

■毛利 「そういう人がね、もう身近にいなくなってる。今の子どもたちは、そうしたいろんな人物に接することができないというのは、ずいぶん損だなと思いますよ。」
 橋本 「僕、子どものとき店番してた子だから、いまコンビニや何かでバイトしてる男の子見るとね、すごく気になるんですよ。接客業のバイトしてるくせにね、相手の目を見れないんですよね。下見て黙々とバーコードの読み取りだけやってて。」
 毛利 「目を見るのって、なかなか勇気いるんだよ。よっぽど慣れ親しんでないと、怖いよ。」
 橋本 「コンビニの経営者って、その場にいなくてバイトに任せっきりになってるから、彼は一人でモノ相手にやってるわけ。モノ相手にしてるからこそ、バイトとして成り立ってて。でも、あれは本当は接客業なんですよ。それが分からない子を見てると、この子はいままで他人と接触するっていう機会がほとんどないんだなって―――。」   毛利子来橋本治『子どもが子どもだったころ』集英社より

△今日も大好きなごまりかの為に筋トレ+ストレッチは欠かさない(+日に日に辛くなるトレーニングに「もしかしてMかも」と若干の焦りを感じつつ撤収)。

●昼から専門学校。帰りにハロショに寄ってきました。最近魅力的な一枚がなくて残念。ごっちんは相変わらず笑ってないし、梨華ちゃんはちょっと無理してる。ここのところはあいきゅんかな。ドラマも健気な役の相乗効果で可愛さ倍増中です。