キミからそれを取り上げる術はないのだけど

blue32004-04-16

●楽器屋さんに言ってメトロノームを買ってきました。KORGのMA-30。2500円弱。少し前に発売されたイヤホンタイプのメトロノームを買う予定だったのに、テンポが1BPM刻みで設定できないことと、ユーザビリティの悪さを店員さんから聞いたので(親切な方でした)、結局ベーシックなものを購入。本体の小ささは勿論のこと、このメトロノームのいいところは、本来のメトロノームのような振り子の動きが液晶で表示されるところです。これはいいですよ。音量の大きいところで使ったりすると意外と音が聞こえにくかったりすることがあるのですが、昔から本来のメトロノームになれている自分には視覚的にもテンポが取れて非常に扱いやすいです。よし!これでベースの基礎トレーニングに励みます!(←勉強しろ)。

▲<娘。>娘。新曲「浪漫〜DearMyBoy〜」ファーストインプレッション――。完全に乗り遅れましたが、Mステ出演時の動画を拾って新曲聴きました。とりあえず3回聴いてみた直感的感想としては、まぁ色々あるんですが、リードを取る(事務所)推しメンがはっきりと分かれていることが印象的でした(ミキティ梨華ちゃん・あいきゅん)。この3人は勿論好きな部類に入るメンバーですけど、別に彼女たちだけを見たいわけじゃないんですよねぇ。他のメンバーは干されてるのかというくらい、TV用コーラスでは映りません。フルコーラスでどうなるのか分かりませんが、ミスムン以来ですね。

 メンバーに関して――。あいきゅんの成長に目を見張りました。前回のさくら組で見せたパフォーマンスよりまた一段成長してますね。なっちの抜けた分割コンでの経験が大きくモノを言っていることは想像に難くないですが、安定感のある声を出していて本気でびっくりしました。元から娘。内ではしっかりと歌えていた方ですが、ますます磨きがかかっているのがはっきりと分かりました。この曲に関して言えばミキティよりちゃんと声が出てると思います(ミキティはどちらかと言えば鼻にかかるような声ですからどうしてもストレートに伸びていく印象に欠ける)。
 転じて、歌唱力に関してミキティ・あいきゅんの2トップにはさまれる形での梨華ちゃんの声が、あまりのコントラストにけっこう聴き辛くなってます。AFODのような曲調ならまだしも、いくら事務所が推しているとはいえ、この曲でメインを取らせるのは少々辛かったのでは…。
 ミキティは相変わらずのパフォーマンスの高さですが、音の入りなど普段気にならないようなところでの音程の甘さがちょっと気になりましたが、トータルとして問題ない範囲です。

 曲に関して――。最近どこら辺でこまっしゃくれたのか、コードの扱いがトリッキーで若干とっつきにくいです。どうも各パート(8小節16小節単位や或いはAメロBメロ単位)ごとのコードのケツの処理がうまくいってないような気がします。簡単に言ってみると一体感がない。ウィアラのチグハグ感(取って付けた感)みたいなものです(それよりはだいぶマシですが)。例えば、サビ8小節目(HEY! MyBoy)から9小節目(空という〜)、もう一度サビ冒頭に戻る前後のコードがどうもしっくり来ません。でも、これはつんく♂マジックと言っていいかもしれませんが、何回も聴いていると違和感を感じていたところもそれなりに聞こえてしまうんですよね。ある意味恐ろしい…。
 楽曲全体の雰囲気としては、前奏に爽快感もあり、全体的にも雰囲気は悪くないです。わざと難癖を付けるならつんく♂らしくない(笑)。言わばシャ乱Qくさくない。で、今回はそれがいい方向に出ていると思います(敢えてらしさを捨てたのか?と疑いたくなる)。こういうことを熟慮せずに言ってしまうといろんな場所に敵を作ってしまいそうですが(汗)、パッと聴いて最初に感じたイメージとして、自分は「ラルク」っぽいなと思いました。もう少しラウドな感じにするとhydeが歌ってても違和感なさそうです。あともう少しベースが前に出て来れば(笑)。いや、結構本気でそう感じましたよ、前奏のギターのリフ部分とか。試みとしては絶対面白いと思います。単なる明るい系ではなく、カッコ可愛い系とでも言いましょうか。
 ぬるいアイドルポップスではマーケティングのキャパの限界値が低い事は現状を見れば分かると思います。でもこの雰囲気で歌がしっかりしていれば、「アイドルが歌っている曲」という多少の偏見は含みつつも、次第にデタントに向かいそうな気配がします。この曲売れるといいなぁ…。つんく♂コメントが待ち遠しいです。一体何を語ってくれるのか!

 総合的に言って、この曲はシングル買いそうです。繰り返してしまいますが、あいきゅんの成長振りにホント目を見張りました(今回のインプレはこれが言いたかった)。なっちというカリスマが抜けた今、確かに画面に何がしかの物足りなさ、言わば最後の切り札的安心感が欠乏しているのは否めない現状で、少しでもその穴を埋めようとするなら、本人がその立場を望む望まざるに関わらず、そのキャラクターから言っても必然的にあいきゅんが選ばれるのも無理ないかもしれません(個人的には期待している方です)。

△今日は筋トレ+ストレッチはお休み。