感覚的にはね…

blue32004-06-29

▲<娘。>NHK・BSドリームライブ2004にモーニング娘。が出演――。新曲のタイトル発表もありましたし、『浪漫〜My Dear Boy〜』もそろそろ終わりでしょうか。「新曲発売を控えて前の曲なんて、なにを今更」という向きもいらっしゃるかもしれません。自分もふっとその思いがよぎりました。でも少し考え直してみると、やっぱりこれでいいんじゃないかと思います。リリースされてから三か月もすれば消費しつくされ、みんなの記憶から飛んでいく現在の楽曲。よほど売れないと、ファンでもない限りリリース期を過ぎてから再び耳にすることはありません。「CDが売れない」と言われる時代に、むしろこうやって中長期にわたって作品が耳に触れる状況を作り出し、一曲のライフサイクルを長くするようにしていけば、その問題も意外と解消されるんじゃないでしょうか。そうすればファンもリリースされた楽曲を大切に聴くでしょうし、作り手側もそれに耐えうるモノを作らざるを得ない。そして歌い手は与えられた楽曲をひとつひとつをいまより大切にして行かなくちゃいけない。ね?今の娘。を取り巻く環境を打開できそうじゃないですか?問題はそれを誰が始めるかって事ですけど、それをする力と決定権があるのはやっぱり”作り手”なわけで・・・。
 トークは台本がありそうな割にはマッタリとした進行で。かおりんはリーダーなだけにスポークスマン的役割をになうのは当然なんですが、どうも・・・ピントがずれてる?(笑) 野外ライブでの虫を避けながらダンスをした話は以前もよくしてましたね。衣装はPVと同じく紫の衣装。結局浪漫の衣装は4パターン(CDジャケットの黒白・PVの紫チャイナ特攻服・PJ出演時の赤白のパンク調、そしてコンサ時のドラゴン模様をあしらった赤白)。一曲に4パターンってなかなか贅沢じゃないですか?個人的にはジャケット衣装も好きなんですけど、一番は赤白のドラゴン模様かな。 歌はたぶんカラオケ。カメラワークは、引きからのリードボーカルへのアップ、そしてその逆、とグループの大きさを見せながらピンポイントは外さない落ち着いた割り方でした。
――ここで、カメラワークについて書こうと、以前出演したHEY!HEY!HEY!(2回)・ミュージックステーション(2回)・AX MUSIC-TV(1回)、そしてポップジャム(1回)を引っ張り出して見直してたんですけど、TVサイズ・2コーラスの違いはあれど、それぞれの映し方に特徴があって面白いですね。お手元にある方は是非どうぞ(但しカメラ割に集中しているとメンバーをゆっくり眺めることができません(笑))。今回のドリームライブは同じNHK系列だからポップジャム寄りな映し方かと思いきや、意外と違うんですよ。スタッフが違うのでしょうか・・・。基本的に民放はカメラのスイッチ回数も多く、スタジオのカメラの設置上、メンバーを下から煽る映像や、手持ちカメラでのアップが多い為、迫力があります。自分は別に何ともないですが、年配の方なんかは切り替わりが早くて嫌がるでしょうね。――
 さて、ここでまた自分の中でおかしな虫が動き出すわけですが(笑)、歌い終わってからもカメラが回っていてる時がありますよね。今回もそうでしたが、そこでメンバーがどういう行動をとっているのか自分は結構気にしています。「モーニング娘。の皆さんでした。どうもありがとうございました〜。」と言われた後、どうしているか。普通なら手を振って終わりなんですけど、全員ではないですがちゃんとお辞儀をしてるんですよね。それもちょっと会釈するくらいではなくて、しっかり頭を下げてるんです。フロントで目立ったのは梨華ちゃん・愛ちゃん・紺ちゃん・れいなちゃん、そして画面では見づらいですが、後方ではシゲさんも(紺ちゃんのお辞儀は単なるお辞儀というよりも、武道の”礼”を感じさせます)。特に梨華ちゃんのお辞儀は行き過ぎじゃないかという位深いですし、シゲさんに至っては手をちゃんと前にそろえてお辞儀をしています。モーニング娘。が一時の人気から凋落したとはいえ、いまだ女性アイドルシーンに君臨し続けているのは、こういう何気ないことを何気なくできる、ちょっとした部分(でもその差は大きい)があるからなのかもしれません。


△今日は筋トレ+ストレッチはお休み。